【ペルソナ３リロード】レビュー｜神ゲーと評価されるシリーズの起点

RPGの王道「ペルソナ３リロード」をプレイしたレビューを知りたい方へ。

ゲームくん

ネタバレなし！でお送りします。

「ペルソナ３リロード」は2006年の名作『ペルソナ3』のフルリメイク作品です。

「ペルソナ３」は以後続いているペルソナシリーズの起点となった作品で、ゲームシステム・ストーリーなどが高く評価されています。

RPGの最高峰とまで言われているよね？

ゲームくん

ペルソナシリーズの転換点となった作品だよ！

高校生の日常生活と非日常を描く１年間の物語。

「ペルソナ3」はペルソナシリーズをブランドとして再構築し直した作品です。

シリーズが人気となった今、「リメイク版を現代のグラフィック技術で再構築した形で伝えたい」という思いで、開発されました。

評価が高い理由：今までになかった革新的ゲーム

今までのRPGにはなかった革新性・深いテーマ性・キャラクターの描写力が高く評価されたからです。

プレイヤーは高校生として１年間を仲間と共に過ごします。

「学園生活（昼）」と「シャドウ（敵）との戦い（深夜：影時間）」を並行して進める独自システム。

• 何をするのか？
• 誰と過ごすか？

全てがプレイヤーの選択次第！

ゲームくん

学園生活を送るシミュレーションと、異世界バトルが1つのゲームに融合している！

日常の行動によって、主人公のパレメーターやコミュニティのレベルが上がっていきます。

これらが主人公の戦闘能力の強化につながります。

登場人物たちは決して“強いヒーロー”ではなく、不安や絶望と闘っている普通の高校生であることも、多くのプレイヤーに刺さった理由でしょう。

リメイク版の違い：何が変わった？

リメイク版では変わった点がいくつかあります。

※ストーリーやエンディングは変わっていません。

• キャラクターデザイン・背景の完全新規制作
• 主人公が男主人公のみ
• フルボイス
• メニュー画面などのユーザーインターフェースが「ペルソナ５」に近い

一番の違いは女主人公が削除されたことでしょう。

原作（P3P）では男女を選択することができました。

主人公の性別によって、築けるコミュが違ったため、リメイク版では男主人公でも全てのキャラとコミュが築けるようになっています。

バトルシステム：コマンドターン制

ドラクエやFFなどのクラシックなRPGで採用されていたターン制バトルです。

今はRPGでもアクションバトルが主流で、コマンドターン制のゲームは珍しいです。

プレイヤーのアクション技術が必要ないので、多くの人に親しみやすいシステムです。

一方、ゲームプレイが単調になりやすいというデメリットもあります。

味方キャラや敵には属性があります。敵や味方の「弱点」や「耐性」に大きく関わるため戦略が重要になります。

敵の弱点を突くと「ダウン」＋「1MORE」＝連携で一気に攻められる！

逆に、敵の攻撃が自分の弱点に刺さると一気にピンチに…！

雑魚敵との戦いでも、弱点を突かれて総崩れ、全滅…なんてことも結構あります。

プレイ時間

• 初見プレイ：約60〜70時間
• ペルソナシリーズに慣れている場合：約50時間
• やり込み要素を含む場合：約70〜100時間

やりこむ場合は、２週目を含んだ時間です。

２週目以降は、敵の情報や、主人公パラメーター・レベルなどが引き継がれるため、スムーズに進められます。

気になった点

評価の高い今作ですが、個人的に気になった点がいくつかあります。

タルタロスが単調

タルタロス（ダンジョン）のランダム生成マップが単調であるため、プレイしていて辛いです。

リメイク版で改善されたとはいえ、まだまだ単調です。

迷路のように同じような景色の建物をひたすら上の階へ進んでいくだけで、正直飽きます。

コミュ１週目でMAXは無理

できなくはないらしいですが、普通にプレイしていては不可能です。

仲間や町で出会った人たちとのコミュイベントを全部見たいのですが、そのためには２週目をやらなくてはいけません。

総評：ペルソナの起点を知りたい方におすすめ

「ペルソナ３リロード」は、「当時のゲームを今のグラフィック技術で再現したら？」を見事に作り上げた作品です。

本家のゲームを尊重しつつ、グレードアップさせたゲームでした。

そのため、ダンジョンが単調などの欠点もそのままですが、それを含めてのリメイクだったのではないでしょうか？

ペルソナシリーズが好きだけど、ペルソナ３は未プレイという方は、ぜひプレイしてみてください。

ペルソナシリーズの起点といわれる理由が、理解できるでしょう。